こんなの絶対に使わないと思っていた鍋つかみが。

鍋つかみ結婚のお祝いって意外と難しい。普段からよく知っている間柄でも、新生活となると相手の隅々までかかわっている訳でもないので選ぶ方も迷ってしまいます。私が結婚した時は、家事はほとんど人任せにして、結婚してからも今の仕事を優先してバリバリ働くキャリアウーマンでい続けるつもりでした。社内的にもしかるべき部署に在籍していて、仕事の内容もそれなりの責任ある内容であり、家庭的という言葉が一番似合わない女でした。

ところが、同期入社した女子社員一同から贈られたものは、なんとこともあろうにキルティングの花模様なんてついてる巨大なふかふか手袋(その時の私にはそれが鍋つかみであるという事もわからなかった)ではないですか。なにかの嫌がらせとまで思った位情けなかったというか、よく知っている間柄の人たちからの贈り物だっただけに悲しくなったものです。他の人からは、ブランド食器や有名な画家の絵などおしゃれな新居にぴったりのものばかりなのに・・・と感じていました。

どこにしまったのかもわからないまま数年が経ち、ある時台所の壁にその鍋つかみが下がっていました。どこからか母が見つけて使っているようでした。一目みた時には、あの頃起こった色々な事、沢山の仲間たち、その中で輝いていた自分が走馬灯のように頭を駆け巡りました。そして、いただいた時に感じたうとましさが何て幼稚な感情だったのだろうと心に響くものを感じました。

そして、最終的には自分が料理をしなければいけない立場になった時に、どれだけ便利なものなのだろうと180度気持ちが変わり、今では結婚祝いを贈る時は必ず鍋つかみと鍋敷きのセットと決めています。そして、いただいた時に心から感謝出来なかった自分を恥じて改めて仲間や人生において関わる人への感謝を心において生活するようになりました。贈り物をは贈られた人の人生観をも時には変えてしまう大切なものです。だからこそ、贈る人への思いやりをもってしっかり選ぶべきであろうと感じています。

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